先月、大阪で開催されたマイク・ブース校長のコースは、大天使のボトルに焦点を当てたものでした。いつも、マイクのコースに参加すると、新たな気づき=光がたくさんもたらされ、私の中で深いヒーリングが起こります。その中でも、今の私の中にとってより大きな気づきになったのは、オリーブグリーンに関するものでした。それをシェアさせていただきたいと思います。
まず、大天使ボトルのはじまり、94番大天使ミカエルを見て行きましょう。ペールブルーとペールイエローの組み合わせのボトルです。上層の色は意識上にあるものを表します。ペールブルーはマスター「エルモリア」の色で、高次の意志です。私たちは何を求められているのか?という問いかけがそこにあります。下層の色は潜在意識にあるものを表します。ペールイエローはマスター「クツミ」の色で、自己に光をあてた自己認識と、2方向のエネルギーのつながりがそこにあります。2方向とは、天使(天にあるもの)とディーバ(大地にあるもの)であり、それらをつなぐ人間の役割について語っています。私たちは無意識に色んなものに自己を同一化しています。「00は私のもの」という風に。このイエローの課題の自己同一化を手放すことで、求められていること(高次の意志)につながっていく可能性があります。それは、ペールブルーとペールイエローが統合されて、ペールグリーンになるということ。ハートのグリーンに光がもたらされます。それはハートが軽やかになっていくということ。何をしているかが大事なのではなく、それをどのようにしているのか?ハートを通して「質」に触れて行くこと。愛を行いにもたらしていくということ。
9と4を足すと13になります。94番の背後には13番が隠れているのです。13番「新しい時代の変化」はクリアとグリーンの組み合わせです。タロットカードで、13死神のカードに対応します。テーマは「手放し」です。終わったものを手放すことで、新しいものがやってくるとういうことへの気づき。一瞬、一瞬、手放して行くことで「今」に至るという気づきがそこにあります。
13番と91番はつながっています。それは、この2本のボトルが死神のタロットカードに対応しているからです。死神のカードのテーマについて、13番は内側に向かって光(気づき)を見つける旅(アウトワードジャーニー)を表し、91番は気づき(光)を分かち合おうことで統合していく旅(リターンジャーニー)を表します。91番のオリーブグリーンは13番の手放しのあとの和解であり、より深いレベルでの手放しにより、苦味が変容し、新しい経験へと上昇していきます。私たちは身近な人を亡くすと、喪失感と言う苦みを味わいます。それは、私たちが色んなものや人との関係性に、アイデンティティを持っているからであり、それを手放す時にやってくる喪失感に苦しみます。苦みに向き合い、手放す時、そこに目覚めの可能性がやってきます。
大天使のボトルの中で、オリーブグリーンが含まれる最初のボトルは99番大天使ザドキエルです。ペールオリーブグリーンとピンクの組み合わせ。「9」という数字は瞑想、内なる旅がテーマの数です。その9がダブルで強調されています。下層にあるピンクのテーマは自己の深みの中で、ありのままの自己を受け入れること。上層のペールオリーブグリーンは、オリーブグリーンの中にたくさんの光が含まれており、オリーブグリーンのエネルギーが強烈になっています。私たちが、自己の深みの中でありのままの自己を受け入れるというピンクの意識にいたると、過去からの苦味の手放していく、「新しい愛」に出会う可能性がそこにはあります。愛と言う背景の中で、過去の苦味を手放すこと。私たちは自分自身のとの関係性において、それをどれくらい実感できているでしょうか?自分自身との関係性にはいろんなレベルがあります。私たちに左脳と右脳があるように、私たちの中には、男性性の分析的な思考の側面と、女性的な直感の側面があります。その間にはいつも葛藤があり、特に、女性性は男性性に抑圧され、コントロールされる傾向にあります。その関係性の中で、葛藤を抱えたまま、何らかの妥協をしていることがよくあります。その繰り返しは、過去からの苦味を作りだしていますが、私たちはそれを見たくないために無意識に追いやります。そして、それは実際のパートナーシップにも反映されていることもあるでしょう。
99番のアウトワードジャーニーは21番、新しい愛の始まりです。このボトルは、どんな瞬間にも愛の可能性があることを教えてくれています。行為を行う度に思い通りにいかないという失望、傷つき、だまされた感覚などの「苦味」に私たちが直面する時、そこに秘密の鍵があります。その苦味が目覚めのための目覚まし時計の役割を果たし、私たちの中に眠っている「クリエイティブな力」を目覚めさせます。その苦味が、先祖からの愛の課題としてやってきているということに気づく時、私たちは個人の経験を超えて行く可能性がそこにあるのです。私たちは自分が感じている苦みを、自分のものと信じています。ですが、私たちは、魂の歴史、遺伝的な環境の中にいます。その蓄積された苦味へと、愛と思いやりをもたらして行くこと。21番には楽観的な「新しい愛の始まり」がそこにあるのです。その新しい愛は瞬間、瞬間にやってきます。
生命の樹において21番と99番が対応するパスは、イエソドとマルクトをつなぎます。このパスは、エネルギーと大地がつながるところ。特に99番はエネルギーが大地へと降りてくる流れと対応し、強烈なグランディングが現れています。それは、あらゆる形で直面する苦みを意識化していくことであり、それによって起こる目覚めを分かち合っていく旅です。
9と9を足すと18になります。18番「エジプシャンボトルⅠ」イエローとバイオレットの組み合わせ。99番の背後に18番のエジプシャンボトルがあると言うことは、何を意味しているのでしょうか。それは、私たちが持つ過去からの苦味が、古代エジプト時代から綿々と受け継がれてきているということです。私たち現在の人間の中にある、集合無意識。その中には古代から受け継がれてきたものがたくさん存在します。その中に、私たちが自分自身を傷つけるという欲求が隠れています。昨年、日本において20代、30代の自殺者は約8000人いました。周りから見放された感覚、人生から見放された感覚、この苦味は集合無意識の中からやってきます。また、18番には、スピリチャルなこと(バイオレット)に対する恐れ(イエロー)という苦みも存在します。霊的なことに関して失望したり、だまされたという感覚がそこにあるのです。信仰していたもの、信頼していたものから裏切られる、オリーブの苦味が集合無意識の中にたくさんあります。
2011年、2012年は大きな節目の年、ターニングポイントです。その中でオリーブグリーンが鍵になっています。私たち一人一人が、自分の内側において、苦みに向き合うこと。それによって目覚めていく可能性がそこにはあります。ピンクのテーマ、「こうありたい自分ではなく、ありのままの自分を愛すること」がそのサポートになります。自分自身を思いやり、優しさをもって受け入れる時、そこには深いくつろぎの感覚、平和の感覚がやってきます。自分じゃないものになろうとするのではなく、ありのままの自分を許して行くという在り方は、集合無意識の池の中に、強烈に石を投げ入れ、そこから愛と平和の大きな波紋が広がって行くでしょう!!
マイクはヴィッキーが言っていたことを紹介してくれました。グループの中で一人が傷つくと、全員が傷つく。一人が強さと勇気を感じると、全員がそれを感じる。内側でみんなつながっている。
マイクがシェアしてくれたたくさんのことの中から、一部ですが紹介させていただきました。読んでくださったみなさんの中に、何らかの光がともされたらうれしいです。最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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