２０１０年の数字から今年は21番のボトルに注目！！
21番のグリーンとピンクは共にハートチャクラの色です。
私たち一人一人が自分自身を愛し、受け入れハートにもっと意識・気づきを向けることでハートが開き、それぞれが自分のハートに宿る真実に触れて行く年
・・・そんな1年であると確信しています。

今年はハートの色グリーンを中心にボトルをご紹介していきたいと思っています。

６３番　ジュアルクール＆ヒラリオン　　　
エメラルドグリーン・ペールグリーン

テーマ＊新たなる始まりが調和と正義をもたらす
タロット＊スウォードの２
カバラ＊風の世界のコクマー
アファメーション＊私は正しい場所で、正しい時に、正しいことを行っています。
過去性＊迫害の時代（魔女狩りなど）

　ジュアルクールとヒラリオンはそれぞれマスターの名前であり、一つのボトルの中に二人のマスターが一緒に入っている初めてのボトルです。この時期にどうして二人のグリーンの光線を司るマスターが一緒に現れるかと言うと、それは私たちが今、第３チャクラの太陽神経叢から第４チャクラのハートへと移行する地点にいるからです。グリーンの光線の二人のマスターが共に働きかけて、人類が太陽神経叢の意識レベルからハートの意識レベルへと旅することを助けています。私たちはそれに対して意識的に協力する必要があります。この時点において、私たちはこの移行の重要性を改めて確認するべきなのです。４次元に働きかけるために色を理解し、色を使うことを通してその移行に近付きます。そして、今地球が進化のプロセスにいるように、人類もまた、そこに住む生き物もまたその進化のプロセスにいます。
　ジュアルクールは真理の探究者、ヒラリオンはエトルリア時代の科学者で、天文学や秘教を研究し、ジュアルクールと同じく真理を探究したマスターでした。このボトルは真実を語る勇気を持つことをサポートします。また、自分が進む道を知り、心豊かにハートを開いてオープンな姿勢で人に接する誠実さにつなげてくれます。人々の悩みを理解し、ハートから共感することをサポートします。そして時に、ネガティブなフィーリングが訪れることもあるかもしれません。そんな時、このボトルはリラックスしてハートの声が聞けるよう働きかけてくれます。
　また、このボトルは閉所恐怖症、広場恐怖症などのスペースに関する問題に効果があります。他者との付き合いに戸惑う時、人との間にうまく境界線を引くことができない時にサポートします。そして、グリーンの色彩言語でもある、「時間」をうまく管理できない人にとって助けになり、リラックスして真の理想と目的に向かって進んでいけるようサポートしてくれます。そして、過去性セラピーを行う時に使うと、迫害された過去性（魔女狩りや宗教裁判など）につながり、トラウマを癒す助けとなります。

使用法はAURA-SOMAのページをご覧下さい。

タロットカードついて

　私がオーラソーマと出会ったきっかけは、８年ほど前にタロットカードを習ったことでした。私はその時、タロットカードを見ながらよく「色が好き」と言っていたのを覚えています。それを聞いてい先生がそれなら、オーラソーマを習って見たら？と提案してくれたのです。まずはコンサルテーションを受けてみようと思い、２回ほど行きましたが・・・笑　その時はピンとこなかったんですよね～　でも、先生が習うと違うかもよ♪とさらに後押ししてくれたことが、結果としてよかったわけです。習って見るとそれまで自分が習ってきたハーブやアロマ、数秘術、クリスタル、タロットカードまでもがつながっていると知り、興奮したのを覚えています。そして、レベル２・３と習っていくにつれ、オーラソーマの魅力に夢中になりました。やがてオーラソーマをみんなと分かち合いたいと強烈に突発的に思い始め、今にして思えばすごい勢いで、かのんを始めました。結婚も勢いとよく言いますが、人生の転機には勢いって大事かもしれませんね　笑　
オーラソーマを深めながら、同時に自分にとってタロットカードも大切なツールとなっていきました。描かれた絵言葉を通して語られる人生のエッセンスは、何度触れても、触れてもその度に新鮮な気づきと癒しがあります。占星術や四柱推命が、どんな地図を持って生まれてきたかを教えてくれるものだとしたら、タロットカードは今どこを歩いていて、どんなテーマや課題に取り組んでいるかを見せてくれるもの。今でも、自分が何をしているのか、どうしていきたいのか、どこに向かっているかなど、見えなくなる度に、カードを並べては自問自答しています　笑
さて、改めてそのタロットカードとはどんなものなのかをみなさんにご紹介したいと思い、今月のテーマとさせていただきました。今月も先月に引き続き大きな人生の転換期になる大事な時期。自分の道を信頼して進んでいくことができるよう、タロットカードが少しでもお役に立てたらなと思っています。
みなさんは、タロットカードの起源をご存知でしょうか？これについては今のところ明確にわかっていません。１５世紀のイタリアで考案されたと言われたり、エジプト時代に起源があると言われたり・・・そしてさらに古いアトランティス文明が起源であるとも言われています。神話がいつ誰によって書かれたものなのかが正確にわからないのと同じように、タロットカードも昔から気づいたらそこに存在していたのかもしれません。私は個人的にはアトランティス文明から続いてきたのではと思ったりしています。
そして、そもそも何の目的で作られ、どういう使い方をするべきものなのか。これまでも数多くの人々が、遊戯用だ、占い用だ、古代の神秘の教えを隠した秘密の書物だなどといろいろ主張してきました。タロットカードについての本をいくつも書かれている松村潔氏によると、そのどれにもあてはまるとのこと。世の中では、占い用に活用されるのが最も一般的で、様々な占いの中でも人気が高いものだと思います。実際に街のあちこちで「タロット占い」という看板が掲げられています。ちなみに私は一度もこうしたところで見てもらった経験がありません。主人と結婚する前の私は占いを信じない、どこか怪しげだと思っていた人間でした　笑　そして、精神世界を知ってからも、占いには距離を置いてきました。私の信念として、オーラソーマの中にある言葉と同じく、「答えは自分の中にある」というのが強かったからだと思います。すべての占い師さんが決してそうではないのですが、中にはわざと怖がらせたり、不安がらせたりすることで、依存関係を作りだし、意識的にしろ、無意識的しろ、何度も来てもらうように仕向ける方もいるように思ったからです。この考え方はもしかしたら偏った見方かもしれませんが・・・
日本でタロットカードが初めにブームになったのは、マニアのコレクションから始まったそうです。実際、世界中で作られたおびただしい数のタロットカードには美しく目を引くものが多く、所蔵しているだけでも十分な満足感が得られます。私は、特に女帝のカードが大好きで、タロー・デ・パリの女帝の絵をリビングに飾っています。

　先ほど、ご紹介した松村潔氏は著書「数の原理で読むタロットカード」の中で、タロットカードを「種の書物」という言葉で表現されています。集団あるいは民族という大きな単位で多くの人に共有される知恵は、実際に書物に書かれているというわけではありません。それはとても日常的なところに転がっていて、いつも目にしているようなもの。こうしたものを「種の書物」としています。言いかえればそれは、「集団記憶」のようなものだとも言えます。こう説明すると、あたかもタロットカードが古代の秘密を伝えていると主張しているようですが、普遍的な知恵と言うものは、子供の歌の遊びの中にも表現されています。読み手次第で、そこから多くのことを引き出せるのが「種の書物」。タロットカードはこうした多くの人の心に共有された言葉を絵柄にしたものではないでしょうか。だから、タロットカードがある種の遊戯用として、気まぐれに作られたとしても、その価値を落とすわけではないのです。むしろ、歴史的に長く生き残り、理由ははっきりしないものの、多くの人の心を惹きつけてきたという事実が、タロットカードの価値を証明しています。私自身も、初めてタロットカードと出会ってから今に至るまでずっと、口では表現できない独特の魅力のとりこになっています　笑

　まず、タロットカードは一般的に７８枚のカードで構成されています。そのうち２２枚が大アルカナ。のこりの５６枚は小アルカナと呼ばれてトランプと類似した構造を持っています。タロットカードと言う時には、もっぱらこの２２枚の大アルカナの部分を指すことが多く、日本でもタロットカードの普及の草分け期に作られたカードは大アルカナのみ描かれたものが多かったそうです。大アルカナには、数字が打たれているのですが、しかし数札ではなく、それぞれ様々な絵が描かれていて、それぞれ典型的な人物が描写されています。タロットカードにはいくつかの種類があります。世界中で数百種類と言われているカードの中でも代表的な系統と言うものがあって、マルセイユ版と言われるクラシックなものと（上記の左の絵）、アメリカなどで主流になっている振興思想としてのタロット、ウェイト版（上記の右の絵）。私がよく使っているウェイト版は、ユダヤ神秘主義としてのカバラ復興運動のなかで、カバラの宇宙図である生命の樹と結びつけられて解釈されてきました。生命の樹の２２のパスと大アルカナの２２枚のカードが対応し、それは２２のヘブライ文字とも対応しています。オーラソーマではボトルがこれらと対応し、生命の樹を色とタロットカードを通して学んでいきます。

　大アルカナの２２枚のカードは、実際に２２のヘブライ文字に結び付けられてきましたが、発音される言葉と言うよりも、もうひとつ心の奥にある、象徴的な心の言葉というものをうまく言い表しているのではないでしょうか？それは個人的な思念というよりは、集団的で普遍的な心の言葉。だからこそ、これらの２２枚のカードに触れて行くことで、この２２の意識状態や心理状態のどこにも過不足なく理解が浸透し、精神の柔軟性を発達出せることができるのだと思います。心理や感情の発達と言う点で、何をすればいいのか、どこを歩けばいいのか、偏りのない地図が手に入るのです。例えば１３＜死神＞のカードがあります。これは停滞とか、不景気とか、スランプを示すカード。たいてい多くの場合、事業や生活、仕事などで誰もが停滞することを恐れます。人間は積極的に生きるべきで、勝つことが正しく、盛り上がるのは良いことだという教育を受けているからです。こうした場合、その反対のネガティブな落ち込みや、スランプというものをどこか悪いもののように感じてしまいます。しかし、この死神のカードが示すような、暗い夜の体験を通過すると。自分自身の中でよその誰かに依存し、望む通りに人がしてくれるという期待感を捨てて、自分の方から積極的に価値を見出すというという発想の転換が起きます。この味をしめてしまうと、「落ち込みの後には必ず積極的で能動的な状況を引き寄せることができる」という自信が生まれ、世の中や人生の否定面に対して恐れを必要以上に持たない生き方ができるようになります。死神のカードは他と同じく公平な評価をされるべきもので、２２種類の心理ワードの１つなのです。それをむやみに忌み嫌うべきではないという、平均的な思想が身につけば、その人の中で常に状況を打開する力が身につきます。この例でもわかるように、タロットカードに馴染むことで、これは悪い、これは良いという価値観のでこぼこ感が平均化され、安定した理解力や包括力を身につけることができます。そしてこれこそが、タロットカードの大きな利点なのです。
　現代に住む私たちが、まだこのタロットカードの示す水準に達していないことは明らかです。ある体験を過剰に評価し、違う別の体験を直視することを避けたりするということは、２２のボキャブラリをすべての面では使えないことを表しています。それによって実人生の中でことあるごとに同じ影に遭遇するはめになるのです。タロットカードはその解決の糸口を与えてくれるツール。タロットカードを占い用に使うと言うよりも、これを心の在り方の辞書のように考えてみるのが良いのではないかと思うのです。
　タロットカードの講座を何度かさせて頂く度にこの思いは強くなっていきます。タロットカードを学ぶことで、その人の中でいろんな状況を打開する力を身につけてほしい。解決の糸口に自ら気づいてほしい。それは自分自身がタロットカードとオーラソーマを学び、実践することを通して、身につけることができてきたことへの感謝と共にそれを分かち合っていきたいという思いが私の中で年々強くなってきているからです。オーラソーマは色を通して、意識を成長させるツール。そして同じようにタロットカードも絵を通して、意識を成長させ、安定させるツール。どちらも私にとって欠かすことができない大切なツールであり、まだまだ学ぶべきことがたくさんある、魅力あるツールなのです。

参考資料：松村潔氏著「数の原理で読むタロットカード」

9月の空模様　〜By  Hoshitane*

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