２０１０年の数字から今年は21番のボトルに注目！！
21番のグリーンとピンクは共にハートチャクラの色です。
私たち一人一人が自分自身を愛し、受け入れハートにもっと意識・気づきを向けることでハートが開き、それぞれが自分のハートに宿る真実に触れて行く年
・・・そんな1年であると確信しています。

今年はハートの色グリーンを中心にボトルをご紹介していきたいと思っています。

46番　ワンダラー（放浪者）　グリーン・マゼンタ

テーマ＊内なる強さと愛の発見
タロット＊カップの５
アファメーション＊私は私の心の底にある泉を見ています

ワンダラーとは、物とか場所にあまり捕らわれていない人と言えるでしょう。グリーンの色彩言語に「スペース」「方向性」があります。このボトルは、もし私たちが自分自身のスペース、自分自身の方向性を見つけることができれば、マゼンタの「上からの愛」が自己の深みの中に入ってくる可能性を意味します。マゼンタの暖かさと思いやりは、私たちのハートを開きます。46番のグリーンとマゼンタのボトルには2番ブルー・ブルーのボトルが隠されています（含まれています）。ブルーはのどのチャクラの色でコミュニケーションを表し、ハートのコミュニケーションについて語ります。ハートを開くと、私たちは自分の心の奥深くに存在するものを知ることになります。ブルーの「信頼」がハートのエメラルドへのドアを開く可能性があり、ドアが開けば、伝えるべきフィーリングを伝えられるようになります。ハートが開くと、過去の出来事に嘆き悲しむことがなくなります。今、この瞬間、一瞬一瞬が真実を知るチャンスになります。私たちが持っているもの、携えてきたものは、自分で思っているよりはるかにすばらしいのです。ハートを開き、自らの深みの中に存在する自分自身を思いやるとき、私たちは自分自身を許し、自分自身を自由に解き放ちます。そして、深みにあるクリエイティブな力、応答する力を見つけることができるのです。そうなると私たちはどこにいようとくつろぐことができるでしょう。それはある種の自由の感覚を与えてくれます。自己の深みに愛を持って真実（グリーン）を探究している人は、どんな状況にいてもその質を見つけることができます。フィーリング（グリーン）に関しての執着がないことは、自由の感覚を意味し、それはまた知恵でもあるのです。

使用法はAURA-SOMAのページをご覧下さい。

アボリジニの大地の歌

マゼンタの光線を司るマスターのパラスアテナの説明の中に、「アボリジニの大地の歌」という言葉があります。レベル２のテキストの中に出てくる言葉なのですが、何のことを言っているのだろうと疑問に思って調べてみました。

「ほかりみのるのアボリジニの世界へようこそ！」というサイトを参照させていただきました。
ブルース・チャトウィンというイギリス人が書いた『ソングライン』という本があります。英語圏でベストセラーになり、日本語にも翻訳されました。チャトウィンは、英語圏ではよく知られた旅行記作家です。この本のなかで、チャトウィンは、アフリカにおける人間の起源にたちもどり、もともと定住型ではなく、移動生活を前提にした進化を遂げた動物である人間（ホモ・サピエンス）には、根源的に旅（放浪生活）への希求があるのではないかと考えたようなのです。そして、現代に生きる移動生活民、アボリジニのことを知るためにオーストラリアにやってきます。
チャトウィンがオーストラリアで出会うのは「ソングライン」と呼ばれる歌の道です。アボリジニは、オーストラリアの大地をかけめぐるこの歌の道を「地図」として記憶しています。これは、アボリジニの間で先祖代々伝わる物語（神話）です。祖先の神々である動植物が、オーストラリアの大地に出現し、地上の景観をかたちづくり、水場や食糧を後世に残します。そして、この物語は歌によって語り告がれ、その歌の道筋を頼りに移動してさえゆけば、食糧や水場に困ることは無い。アボリジニは、代々受け継がれてきたこの歌の地図を使って、オーストラリアの大地を自由に旅することができる、というわけです。
ところが、ほかりみのるさんがその後多くの文献を読み、そしてグリンジの人々と約１年にわたって共に生活し、たくさんのことを学び経験した後、チャトウィンと全く正反対の結論に達したそうです。それは、「アボリジニは旅人なんかじゃない！」というものでした。

歌の地図としての「ソングライン」は実在します。ほかりみのるさんはそれを実際に体験し、グリンジの長老達と一緒に何度も歌いました。彼らは歌を歌いながら、今の歌詞はグリンジのカントリーのどのあたりを歌っているのか、何について歌っているのかを説明してくれたそうです。ほかりみのるさんが達した結論は、このアボリジニのソングラインは、「未知の土地を旅するための地図」ではないということでした。
というのは、歌の知識だけでは、特定の水場や狩場にたどり着くことは不可能であり、またそうでないと困るというのです。ソングライン、つまり「歌の地図」は、確かにその地図上に暮らす者にとっては、具体的な場所をイメージできるのですが、それ以外の人にとっては、水場、聖地、狩場に関する漠然とした情報以上のものではないのです。というわけで、自分の知らない「未知の土地」を旅するためには、そこの「歌の地図」の所有者・生活者とその精霊の許可を受けて、その土地を彼らと共有しなければなりません。つまりソングラインは、「未知なる土地の道しるべ」ではなく、その反対に、各自の暮らしの場所を確認し、そこをお互いに訪問しあい、共有するための「地図」なのです。

アボリジニは自分のカントリーを隅々まで知りつくしています。それは自分と家族が暮らす広大な「家」のようなものです。自分の暮らす土地を移動することは、我が家での日々の暮らしなのです。ただし、この広大な「家」は、自分が好き勝手できる「私有地」なのではなく、周囲の人々や動植物、さらには聖霊達と共有する場所でもあります。だから、　それぞれの「家（自分のカントリー）」は、お互いの私有地として分割されているのではなく、むしろ、常につなぎ合わせて共有するためにあるのです。ソングラインは、それぞれのカントリーの地図をつなぎ合わせることによってオーストラリア大陸を縦横断する広大な「歌の地図」つくりあげます。

この荒涼とした大地に、アボリジニの人々は狩猟採集生活をしながら五万年以上暮らしてきました。彼らは、世界でもっとも水の乏しいオーストラリア大陸を「生命あふれる豊穣な大地」だと教えてくれます。土地を熟知し、神話世界をリアルに生きるアボリジニにとって、そこは文字どおり豊かな大地なのです。圧倒的に過酷としか思えない環境のなかで、アボリジニの人々は、何万年ものあいだ食物を確保した後に、儀式や交流をつうじて豊穣な精神世界を培ってきました。広大な大地がもたらす自由と危険を、あたりまえの日常として生きてきた人々。巨大建造物も弓矢も車輪もつくりださなかったオーストラリア先住民は、五万年以上という膨大な時間をかけて、「文明」とは異なる豊かさを築きあげてきたはずです。

パラスアテナとアイオロスは正しい生計について語っています。57番のこのボトルはペールピンクとペールブルーの組み合わせです。ピンクはレッドのエネルギーが強調されたものです。レッドのサバイバルの問題に光が当たって強調されたときに、第1チャクラから生まれる創造的なエネルギーであり、その時私たちは存在の豊かさの質そして目覚めのエネルギーであるクンダリーニを認識しはじめます。豊かさの認識、それがピンクのエネルギーの一つの質です。神、存在はたった一羽の鳥、一本の花、一枚の草の葉、一個の星を創られたのではない。何千、何万という花や鳥で溢れているのです。それにも拘わらず私たちはただ、欠乏感や貧困へと向かうように条件付けされてしまっています。豊かさは私たちが持って生まれた権利です。宇宙のすべてに豊かさが表わされています。存在は豊かさそのものなのです。サバイバルの問題に光が当てられたピンクのエネルギーは豊かさの認識であり、自己受容に向かう旅の一歩でもあるのです。それは単なる考えや信念体系ではなく現実なのです。存在は私たちに豊かさの法則を見せてくれています。私たちはその豊かさを理論や信念としてではなく、私たちの生の中で現実のものにしていかねばなりません。豊かさという観点から生きて行くと、すべてが豊かである存在の一部として自分を受け入れること、すなわちピンクが私たちの中に現れてくるのです。私たちは愛という大地の上を歩いています。しかし、それを否定しているのは他ならぬ私たち自身なのです。

5月の空模様　〜By  Hoshitane*

2008年11月

2008年10月

2008年9月

2008年8月

2008年7月

2008年6月