過去を振り返り、何度も内側の感覚に問いかけて明らかになった、個人的な目標やヴィジョンなどの意識のタネを、個人のレベルを超えたより大きな器(先祖やルーツ/自分が属している集団や集合意識と言われるような人類全体のもの)に入れ、ゆっくりと溶けあわせてゆく・・
錬金のプロセスがいよいよ「はじまる」!そんなことを彷彿させる星回りです〜☆
月が変わってすぐ逆行していた「水星」が順行に戻り、牡羊座に滞在しアツクなっていた「火星」が、牡牛座へと移動します。これによって、空回りになってもどかしかった状況が急速に落ち着き、滞っていたものがスムーズに流れ始めるのを感じるでしょう。
6日に金星が“牡牛座”に移動するまでの間、「火星」と「金星」がミューチュアルリセプションの関係になります。牡羊座の支配星である「火星」が牡牛座に、牡牛座の支配星である「金星」が牡羊座に・・・という交換状態。この配置は、お互いに響き合うような関係なので、ボタンの掛け違えのような状態を整え・再スタートを促します。年明けからあたためてきていることで、棚上げになっていたコトが、ここにきてようやく始まってゆくのかもしれません。
実は・・・今、個人レベルをこえた領域に影響を与える星達が、このミューチュアルリセプションという関係で密接に共鳴しあっています。「木星」×「海王星」×「キロン」が水瓶座で、数百年に一度とも言われる大会合中です!!海王星のもちこむ壮大なヴィジョンを、社会化(木星)するという働きに、魚座の天王星の「覚醒&目覚め&革命」という稲妻が境界線を越えて関わってきます。
新しい時代の可能性や、より高い意識・ヴィジョンといったものが人類全体に流れ、一人一人に、また社会の中でも目覚めが起こるという配置だと言えます。古いやり方で踏襲できないものは壊され、よりよいものに作りかえられてゆきます。取繕ってごまかしてきたもの、隠していたモノは真実のもとに顕になってゆきます。全体に“本質”からブレていたものを、中心に戻すような流れが起こってくるだろうと思います。これは時間をかけて、ゆっくりと調整がおこなわれてゆくでしょう。
月の半ば、水星が本来の場である「双子座」に移動します。この時期、金星も本来の場である牡牛座にいるので日常的なことはスムーズに流れやすくなって、どんどん目の前のことをこなしていけそうです。ですが、時を同じくして「木星」が逆行を開始します(〜10/13まで)。
そして迎える夏至&蟹座の新月(6/23)は冥王星の対岸で起こります。いくつかのことが、ここから時間をかけてゆっくり「熟成」されてゆきます。スムーズに展開する日常的な流れと、ゆっくりと時間をかけて結晶化するプロセスが同時進行で起こってゆく・・・
「木星」は成長・拡大(ひろがり)を促す星です。善きもの・財産や海外なども司ります。つまり自分の可能性を探り、自分の世界を最大限に広げてゆく星−その星が逆行し、内側を向くということは、自分の内側にある“宝”を探しに行く「旅」に誘われているのです〜☆
新月(6/23)では、目に見えない大きなものに意識が拓けてゆくので、大きな可能性を感じると同時に、過去からやってきたものへの理解が促されそうです。望むものであれ、望まないものであれ結果が現れたのなら、必ず原因(タネ)となるものがあったはずです。意思が創り出したもの=それが現実です。自分自身が運命の「創造主」であることを意識して、育てたい未来をイメージし「善き種」を“意識的”に蒔いていきたいですネ♪
6月は夏至に向かって「光」が最大に増してゆく季節!それぞれの個人の内側、そして人類全体の中でも「光」に向かってより、高い意識が目覚めはじめ−個人のヴィジョン×集団のヴィジョン(集合無意識)・過去×未来、といった反対のベクトルの横軸と縦軸が「十字」に組み合わさりながら拡大しはじめる、今月は「変容のひとつの節目」となりそうです。
目の前のできることを着実にこなしつつ、チーズやワインがたっぷりと「熟成」期間を経ることで変性されていくように・・時間がかかることは時間にまかせながら、人生の歩を進めてまいりましょう〜。 |