いよいよ4月ですね〜この時期がくると、うれしいような切ないような複雑な気持ちになるのは私だけでしょうか(笑)。新しい始まりと共に別
れの季節でもあります。その象徴が桜ですよね。私達日本人にとって、桜は特別
なもの。遺伝子に組み込まれているのでしょうね〜桜をみるとなんともいえない思いがこみ上げてきます。常に色々なことが移ろいでいきます。桜は時期が来ると散ってしまいます。ですがまた、同じ時期に花を咲かせてくれます。私達は日々、移ろいで行くものに目を奪われがちですが、変わらないものを見つめることで、見えてくることがあると思います。
桜で思い出すのが、中学生の頃の国語の教科書のお話。染色家の方が桜色を出すのに、桜の花びらを使うのではなく、幹の皮をはいで使うという内容でした。そのことは私にとって、衝撃的でした。あの美しい淡いピンク色は見た目には、花にしか表れていません。しかし桜の木は木全体、命全体で自分の色を表現しているのです。命の奥深さに触れたような気がしました。
木の中には季節によって葉の色を変え、散り、また新芽が生えるものがあります。花を咲かせたり、実を付けたりするものもあります。木は段階を経て豊かなものを生み出していくプロセスを見せてくれているのではないでしょうか。それと同時に、変わっていくものと、変わらないものがあることを教えてくれています。木は枯れても、それを栄養に新しい命が芽吹きます。循環しているのです。私達の命も同じですよね。死も一つの移行であることを木が教えてくれているのかもしれません。終わりはないのです。変わらないものはないという真実と、永遠のものがあるという真実。
また、木は動くことがありません。常にそこにあって上に伸びていくのと同じだけ下に根を伸ばします。太陽の光をたくさん浴びて伸びていくのは、光を求めて意識を高めていこうとする私達に重なります。上に伸びていくのと同じだけ、地にしっかり足を下ろす、大地に根ざすことが必要なことも教えてくれています。この地球で現実の世界で自分がいったい何ができるのか・・・
動くことができない木は時間と空間に縛られる私達の象徴でもあります。私達は「今」以外のときには何もすることができません。未来についてあるいは過去の出来事についてどのように考えていようと、私達が何かできるのは「今ここ」しかないのです。ですが、その背後に流れているのは「永遠」。その永遠の瞬間に入っていくことでそこから自由になるのです。
そして、木は変わらずそこにあって、太陽の光を栄養に変え、私達が生きていく上で不可欠な酸素を作り出してくれています。宇宙の気、エネルギーを変成してくれているのです。木とは気の固まりであり、私達の命の源でもあるのです。
オーラソーマの10番のグリーン・グリーンのボトルは「行って木を抱きしめなさい」です。オーラソーマを生み出したヴィッキーはよく、木を抱きしめてインスピレーションを得ていました。木は大地にしっかり足を付け上へと伸びていくこと、中心をしっかり取ることの大切さを教えてくれます。センタリングをしっかりとってくれるのです。木はそこにあって年輪を刻みます。時間と空間いう私たちを縛るものとその中にある永遠の流れ。木を抱きしめることで、自分の中心を取り戻し、自分のスペースを見出します。時間・空間にとらわれることではなく、それを超えた永遠を見出していきます。それはまた、ハートの中に入ることでもあります。
また、このボトルはタロットカードでは運命の輪に対応します。私達がハートの中にある真実、道に従って生きていく時、私達は自らの運命を受け入れ、運命の輪は回転をはじめます。シンクロニシティの流れが起こってくるのです。意識的に生きていく時、私達はカルマの種を蒔かなくなります。そして、それぞれが本来やるべきことをやりはじめるのです。このボトルのアファメーションは「私には、しなくてはならないことをするためのスペースがあります」。
みなさんも、ぜひ、お花見の時に桜の木を抱きしめてみてくださいね〜
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