梅雨に入り、植え替えられた苗は雨の恵みを受け、収穫の時に向け成長し続けます。今月は、雨が降ったり天気になったりと、さまざまな展開が起こり・・立て続けに変化が生じ、慌ただしくなりそうです。罪や穢れを祓うため、茅の輪をくぐる「夏越の祓」の神事のように、今までのものをリセットして、新たな成長へのスタートを切る変化に富んだ星回りです〜☆
まず、1日に「海王星」が逆行を開始します(11/7まで)。「天王星」が牡羊座入りし、「土星」が順行に戻るというイベントのすぐ後なので、いくつもの切り替わりが一気に行なわれている感じです。6月といえば衣替えの時期なので「宇宙も一気に衣替え」ということなのかもしれません。一気に現実感が戻ってきそうな配置です。
獅子座「火星」が水瓶座「海王星」と角度を作った後、7日に乙女座に入ります。「火星」が獅子座に入ったのは2008年10月中旬でした。それ以来、ずっと獅子座に滞在していました。昨年の秋から情熱を注ぎ続けてきたテーマが終息し、新しいテーマへと移行します。やり残したことがあれば、前半にラストスパートをかけやり遂げて下さい!!
この時期はアツクなりやすくやり過ぎの傾向があったり、思いと行動が噛み合わず“から回り”するような感覚はありますが、乙女座に入ることで「冥王星」と調和的な角度をとり、起こした行動が無駄に終わることはなく、何かを取り戻したり、成績や功績として今後につながりそうです。「火星」が乙女座に入ると、細かな部分に目が向き、整理や調整に向けてエネルギーを向けていくので、はじめは少しカリカリとした神経質な感覚を感じるかもしれません。
また6日には「木星」が牡羊座に移動します。5月末の「天王星」の牡羊座への移動とともに「切り替わり」となる移動です!!木星は一つの星座に1年滞在するのですが、今回は魚座から牡羊座に移動して、また魚座に戻ってゆく(9/9)という動きをします。再び「木星」が牡羊座に入るのは2011年なので、11年のトレンドを先取りという感じなのかもしれません。
それでもって、8日には牡羊座に入った「木星」が「天王星」と重なります!天王星は「テクノロジーや科学、革命」を表す天体。木星は「保護と拡大&発展」を表す天体。この二つの星の接近は、科学的な発見やテクノロジーの発達を表すものだと言われています。およそ14年に一度のサイクルで起こる配置です!個人が革新的なテクノロジーを見出し、社会に影響を与えたり、個人レベルで発見したことが新しい時代を切り開いたりするのかもしれません。
牡羊座は12星座はじめの星座なので、「まったく新しい発想」「今までにない新しさ」を歓迎するムードがさらに濃厚に満ちてゆきます。今までのプロセスや経験をなかったことにして、いつでもリセットし再スタートを切れることが、この時期の波にのるコツかもしれません〜☆
10日に「水星」が双子座へ、14日に「金星」が獅子座に次々と移動し明るくて、風通しがよくなり自己表現やコミュニケーションが活発になってきます。12日の双子座の新月では、古くなった概念を省きブレイクスルーを促がす「土星」×「天王星」の緊張感を、「金星」の日常を楽しむ、美しくする豊かにするという喜びが緩和してゆきます。 未来への希望やビジョンを信じ、愛や喜びに満ちているものを選択することで案外アッサリと古いものを手放し、新しい考えを受け入れられるようになるのかもしれません。
この時期は「水星」がホームグラウンドである双子座を小気味よく駆け抜け、物事が一足飛びにスピードを上げて進んでいきそうです。
夏至を迎え、「太陽」と「水星」が蟹座に移動することで、活動宮のグランドクロスが形作られてゆきます。活動宮のグランドクロスは、行動、活動し続けながら課題を乗り越えブレイクスルーをしてゆくアスペクトです。活動宮のグランドクロスは牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座上に作られますが、正確には「土星」は乙女座にいるので、活動宮の「新しく始める」というエネルギッシュで行動力に溢れたエネルギーの中に、必要のないものをそぎ落とし、足りないものや、洗練させる必要のある部分に冷静に目を向け調整していく質が置かれることになります。激動の潮流の中で、凛と立つ「冷静」な視点があることで、ただ流されるように変化が起こっているのではなく、なぜその変化がやってきて、どう活かしていくのかをしっかり見極めながら進んでいける・・・心強い宇宙の配慮です。乙女座も土星も、とても冷静に、また堅実にこの役目をこなしてくれそうです♪
26日は山羊座の月食(満月)です。満月は1月に一度、何かが「満ちる」「成就する」タイミングなるのですが、月食は半年に一度の節目となります。つまり、今年のはじめ、1月1日に起こった月食からの流れがここで「完成」「完了」「成就」し、また次のステップに移行してゆきます。次に月食の起こる12月21日までを見越した節目となる満月です。
この月食を見て「温故知新」という言葉が浮かびました。古いもの伝統のあるものを知り、その受け継がれたものが新しい発展的な未来へと繋がっていくイメージです。古いものが新しい衣をまとい、新しいものとして受け入れられていく。
今月は、これでもかというぐらい、節目や切り替わりがあり、新しくなること、変化することを受け入れますか?と何度も何度も宇宙から問いかけられているようです。一つの完成とともに、リセット&スタートがおこり、終わりとはじまりが重なりながら連綿と変化の波が続いてゆきます。
元来、日本人は節目、節目で禊ぎ、祓えを行いリセットをして、常に新たな気持ちでモノゴトに取り組むのが得意なのかもしれません。この夏は、意識して「夏越の祓」の神事を受けられたらいいと思いますよ!!古くなった概念や環境、必要のなくなったものを手放すことを神々に、宇宙に託し「茅の輪のゲート」をくぐり、新しい自分や新しい環境を受け入れ、新たな一歩を踏み出す!抵抗せず、恐れず、成長してゆけるといいですね〜♪
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