2007年10月

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 76番 「信頼」 ピンク・ゴールド
テーマは「無条件の愛を通 して表現される過去の叡智」。ピンクの思いやりが、ゴールドのインカネーショナルスターに注がれることで、信頼の質が育ちます。インカネーショナルスターとは輪廻の星。真の自己であり、光を表現するための乗り物です。 自分を愛する眼差しで、自分の内側を見つめた時、生まれる前からすでに頂いていた宝物(ゴールド)に気づきます。私達が真に欲するものすべては、すでに手に入れているのです。その気づきが信頼の質を育てていきます。また、顕在意識で私達が自己を受け入れ(ピンク)、サバイバルの問題を克服することで(ピンク)、初めて過去の深い恐れ(ゴールド)を手放すことができるのです。過去の体験を統合していくことにより、私達は「何故ここにいるのか」という問いの答えとつながりはじめます。自分が頂いた宝物、過去からの叡智をどのように世界に表現していくかということへの目覚めです。それは、ないものを外側から取り入れることではなく、内側にすでにあるものを洗練させていくこと。すでに自分の中にあるという感覚が信頼の感覚を育てます。そして、その信頼がしっかりとした基盤になって、過去から携えてきた宝物・叡智がより発達することができます。これは76番に対応するタロットカードの「ペンタクルの3」のテーマです。土台をしっかりと作って、長期的に積み重ねていくこと。自分の力だけではなく、他の力を借りる共同作業により、それはより確実なものになります。それが成功、豊かなものを生み出します。これは、私達が自分の中に信頼の質が育てば育つ程、他の人との関係を信頼していけることを意味します。このタロットカードのテーマは「仕事」です。私達に与えられた本当の仕事、「神から与えられた仕事」は、過去から受け継いだ叡智という土台の上に、それぞれが自分に与えられた役割を信頼し、信頼関係の中で助け合い、ともに創造し、新たなものを築き上げていくこと。そして、確実で豊かなものを世界へと生み出し、分かち合うことなのです。
般若心経〜「にわぜんきゅう」さんが教えてくれること
今月は般若心経をわかりやすくご紹介したいと思います。

主人の母親が亡くなるまで家に仏壇がなかった私にとって、もともとお経は身近なものではありませんでした。ところが、毎日仏壇に向かって唱えるようになってあら不思議☆(笑)☆ とっても心地良いものであることに気づきました。はじめは意味もわからずに唱えていたのですが、次第に意味をもっと落とし込みたいと思うようになりました。その時プレゼントしていただいた本が「にわぜんきゅう」さんの『般 若心経』です。思わず微笑みたくなる素敵な絵と、わかりやすい言葉で心に沁みてくる文章で紹介されています。
子供の頃から私は「西遊記」が大好きでした。その西遊記でおなじみの三蔵法師は、本名を玄奘といい、西暦600年に中国に生まれます。そして、29歳の時に天竺(インド)に仏教の勉強に出かけました。途中さまざまな苦難を味わい、天竺に到着します。その時の記録を元に作られたのが西遊記。三蔵法師は16年間、仏教の勉強をして西暦645年に、たくさんの仏教聖典をもって長安に帰ってきました。そして、死ぬ までの20年間、経典を中国語に翻訳されました。その中の一つが「般 若心経」です。余談ですが、高校の文化祭で三蔵法師の役をしたことがあり、とても親近感を感じています(笑)。

西遊記は岩から生まれ、いろいろな神通力で妖怪と戦う孫悟空や、猪八戒、沙悟浄が登場するお話。そのお話の中に実は、いろいろな秘密の教えが隠されているって皆さんご存知でしたか?詳しくは来月のマンスリーでご紹介するとして、抜粋をお伝えしますね。〜龍の神通 力が孫悟空に譲渡されて龍は馬に変身したとか,『西遊記』のあちこちに五行思想がちりばめられており,孫悟空は金(メタル)であり火であり,猪八戒は木(き)であり水であり,沙悟浄は土であるとか,煉丹術においては龍と虎はそれぞれ水銀と鉛の隠語であり,水銀と龍の寓意的な結びつきは,ヨーロッパの錬金術におけるメルクリウス Mercurius――ローマ神話の英雄でギリシア神話のヘルメス Hermes のこと,英語でMercury化学的には水銀,広義には秘密に充ちた変容物質のこと――を想起させる〜 来月をお楽しみに・・・
般若心経は漢字ばかりでわかりにくい・・・そんな風に思っている方も多いはず。お盆の時お坊さんが家に来て般 若心経をあげてくれたり、お葬式の時に耳にしたり。では、般 若心経は死んだ人のためにあるのでしょうか?いいえ。そうではありません。般 若心経は生きている人のためにあるのです。
般若心経はあなたの心の中に
「自分中心にものを見ていませんか?」
「必要以上にこだわっていませんか?」
「ものを差別なく見ていますか?色眼鏡で見ていませんか?」
「疑いの心を持っていませんか?」
「自由でおおらかに生きていますか?」

と問いかけています。

十人十色。いろんな見方がある。しかし、そのどれもが絶対ではない。そして、死を迎えるまで幸せに暮らす人と不幸な心で暮らす人がいます。

それはあなたの欲望や執着心が多すぎるからだと言っています。欲望や執着心を捨てこだわらない心で自由におおらかに生きることが般 若心経の教えです。

般若心経は「空」の教えです。
そして、「空」とは
いらいらするな くよくよするな ぎすぎすするな
おおらかに おおらかに 生きていきなさいということです。
私達が「オギャー」と生まれて生きていられるのはわずか80年。永遠という時の流れから見れば、ほんの一瞬です。その大切な人生を、いつも何かと比べ、自分だけの色眼鏡で世の中を見ては、イライラして暮らしている。これではせっかくの人生がもったいない。この世の中に「絶対」なんてものは、一つもないのだから、生きることに感謝して、自由で喜びのある人生に変えてください。こだわりの心を捨てて、楽しい心にしてください。あなたも、「いつかこのわだかまりが消えたらいいな〜」と思いながら暮らしていませんか?何の不安もない、人をあるがままに見ることができる、誤った考え方もしない、そんな境地になれたらいいなあと。そして、心静かに暮らしたいと。菩薩様は、それが死であっても、自分が「空」になることの一つとしてしか、受け取っていないから、心に妨げがないんです。

お金や物にしても、失うことに恐れや執着があると、苦しみを味わいます。言い換えると、自らの執着心や恐れを捨てれば、苦しむこともないのです。おごりの心を捨てて、自分の無力さを認め、その上で今日この場所で、できるかぎり努力して生きていけば、だれだって菩薩様になれるのです。赤ちゃんにとって母親は菩薩様だし、その人がそこにいるだけで、周りの人が穏やかになる、そんな人も菩薩様です。
そして、大切なことは偏見を捨て、「あるがままに生きていくこと」。そのままの状態で、人間の生きる意味を見つけること。

親だから・・・ 恋人だから・・・ ご近所だから・・・ 自分の仕事だから・・・
この「だから」が偏見。
親じゃなかったら、大切にしないの?恋人じゃなかったら、優しくしないの?
この関係性が、人を迷いの世界や苦しみの世界に落としている。

この世の中をあるがままの状態で正しく見つめ、あるがままに生きることが、心静かに幸せに暮らすことにつながります。

親も子も恋人もない。仕事もお金も地位もない。すべて「空」幻だって心で悟ること。この心静かな境地に立つことができれば、わずらわしい人間社会の中で大事な個性を埋没させたまま生きることなどなくなるはず・・・

心の中で一切の垣根を取り払う努力をしなさい。そして本能や欲望と仲良く付き合う努力をしなさい。私達を苦しめる原因は、すべて私達の中にあります。
お釈迦様の教え
いらいらするな くよくよするな ぎすぎすするな おおらかに おおらかに
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