2006年8月
17番 トルバドールI(吟遊詩人)/ホープ(希望)
グリーン*バイオレット 
メインテーマは「霊性への新しい始まり」。吟遊詩人は12世紀から14世紀頃にヨーロッパ各地を旅した集団です。彼らは教会の教義にたびたび対立したキリスト教神秘主義を信仰していました。映画や本の「ダヴィンチコード」にも登場するマグダラのマリアがキリストから受け継いだ秘教です。これが迫害や異端審問の原因になりました。また、吟遊詩人は歌や踊りや芝居のようなクリエイティヴな方法を通 してメッセージを広めようとした人々でした。彼らは人々の奉仕の為に(バイオレット)、真実(グリーン)を表現したのです。そして、もう一つのタイトルは「希望」です。これはハート(グリーン)が変容しスピリチャルになる(バイオレット)という希望であり、みずがめ座(アクエリアス)の時代が夜明けを迎える希望を表しています。みずがめ座の時代という呼称は、占星術に由来します。地球の歳差運動によって黄道上を移動し続けている春分点が、ちょうど20世紀の後半に、黄道十二星座の魚座からみずがめ座に入ることにからきているのです。春分点が魚座にあった時代は、ほぼキリスト生誕から現在までの2000年間と重なり、また魚はキリストの象徴でもありました。このことから、みずがめ座の時代という言葉の中には、今こそ既存の西洋文明・キリスト教の支配する時代が終息し、自由で開放された「新時代」の幕が開いたという意味が込められているのです。
ポマンダー バイオレット
主なハーブはスミレ・バラ・ローズゼラニウム・ラベンダー。クリスタルのエネルギーはアメジスト・ダイアモンド・水晶が転写 されています。関連部位は頭蓋・神経系・第7チャクラ。そして、このポマンダーのテーマは静けさとヒーリング、瞑想です。このポマンダーは思考のプロセスを自由にするため、頭の中の過剰なエネルギーを沈静してくれます。それにより、頭痛や偏頭痛を軽減する効果 もあります。また、変容のプロセスをサポートする働きがあり、あらゆるレヴェルで限界を乗り越えることを可能にします。より高い領域の知覚や気づきをもたらし、日常の生活での美や驚きに気づくようになります。それによって私たちは自分の使命や目的と結びつき、新しい経験をすることができるのです。
クイントエッセンス セント・ジャーメイン
マスターの光線はペールバイオレット(ライラック)。香りは花のような甘くて深い香りです。テーマ はすべてのレベルにおける癒し、瞑想、変容。セント・ジャーメインは、フランス革命の時に「自由・平等・博愛」の精神を持って、革命に影響を与えた人物です。このマスターの転生は、他にフランシス・ベーコン(哲学者)やウィリアム・シェイクスピアがあります。自分の中の女性性と男性性とのバランスをとり、クイントエッセンスの中で一番鎮静効果 があります。内側にあるネガティヴなエネルギー、例えば極端に敏感な性質、恐怖を感じやすい性質、興奮しやすい性質などを、ポジティブでスピリチャルなエネルギーへと変容させます。また、大事な人や物を亡くした喪失感を癒します。そして、サバイバルの問題もサポートしてくれます。
シーエッセンスについて
 今月はオーラソーマのシーエッセンスをご紹介したいと思います。先月はバタフライエッセンスをご紹介させていただきました。
まず、海・水について考えてみましょう。地球が他の惑星と違うのは、「水」があるからですよね。地球上の80%が水であることは、みなさんもよくご存知だと思います。そして、私たちの身体の80%も水であり、身体の機能を保つために常に水を補給する必要があります。特に脳は90%が水であり、水がとても重要になっているのがよくわかります。また、水には空気や土壌、私たちの身体を清める働きがあります。そして、海は出産とも深い関わりがあります。みなさんもご存知のように羊水は海水と同じですし、胎児は初期段階で魚の形になり、水と関わった生活をしています。そして、人間の形になるまで進化の道をたどります。蝶もさなぎから蝶になる2日前には純粋な水があり、蝶も海から生まれるのです。
また、水はサイキックレベルにおいては「感情」を表します。自分の感情に気づき、向き合い、どう対応するかが、人間関係で1番重要になります。外から情報を受け取ることよりも、今、時分が何を感じているかに目を向けることが大事なのです。人間関係において、感情が調和されているか不調和であるかは、その人が幸せを感じるか不幸を感じるかを左右します。また、人間関係の不調は体調にも大きな影響を与えるでしょう。シーエッセンスは個人的な人間関係と感情に調和をもたらす働きをします。そして、肉体的健康にも影響を与えるのです。また、海は潜在意識の象徴であり、海に住む生き物のエッセンスは、私たちの潜在意識に働きかけるのです。
シーエッセンスには宇宙光線からやってくるものと、ドルフィンや鯨などの存在(Being)からやってくるものがあります。ドルフィンや鯨は海のマスターであり、私たち人間は陸のマスターです。この2元性が一つになることがとても大切であり、お互いがお互いを必要としています。
ドルフィンと鯨もまた2元性を表しています。ドルフィンは女性性であり「愛」を、鯨は男性性であり「パワー」を。この基本的な2元性「愛」と「パワー」のバランスをとることが私たちの大きな学びです。片方の羽が大きいと、同じところでくるくる回ってしまいます。私たちが何度も輪廻転生してくるのは、このバランスをとるためであるとも言われています。愛とパワーのバランスがとれて、スピリットは働くことができるのです。また、シーエッセンスとバタフライエッセンスも2元性を表します。シーエッセンスは「女性原理 陰」で癒しや育むことと関連し、他人と自分自身との関係性を癒します。バタフライエッセンスは「男性原理 陽」で創造のエネルギーと関連し、変容をもたらします。
宇宙光線からやってくるエネルギーは個々のエネルギーをもっています。例えばシーペンというエッセンスはシーペンのディーバがピンクの光線を栄養にしてもたらしたもので、ピンクの持つテーマのヒーリングを促進します。ピンクは愛そのものではなく、愛を高める環境を作ってくれるのです。なので、シーペンは友情や感謝、調和をもたらす働きをします。それぞれのシーディーバはカラーを栄養として受け取り、そのカラーのテーマの環境を作り出すことで癒しを与えるのです。また、海の生物の形やライフスタイルによって効果 を表す「シグネチャーの科学」も大事な要素です。バンパイヤ・スクイッド(吸血イカ)を例えに見てみましょう。それは3mくらいの大きさで深海に住む生き物です。獲物を食べる時、体をひっくり返してとげを出し、食べようとする時、またひっくり返して取り込み、消化液を出してとがった口で吸い込みます。獲物はひどい苦痛を味わいます。そこから、このエッセンスの効果 は痛みに対する恐れをなくすことなのです。また、オクトパス(蛸)には吸盤があり吸い付くという習性があります。そこから、このエッセンスの効果 は他人からエネルギーを吸い取ることをやめ、自立することをサポートします。。

シーエッセンスの効果 は様々です。1つ目は、バラバラになった私たちのサトルボディを再統合すること。サトルボディとは身体に近い領域から、電磁場、エーテル体、アストラル体の3つを構成し、その3つのサトルボディによって私たちのオーラが作られています。2つ目はサトルボディにあるブロックを取り除くこと。サトルボディを川の流れに例えると、通 常エネルギーは川の流れのようにスムーズに流れています。そこに大きな岩があるとどうでしょうか。流れがさえぎられて渦ができます。この岩がブロックであり、ブロックは感情体(エーテル)で生じやすいのです。また、シーペンを例えに見てみましょう。シーペンはインクのペンの羽が立っているような形をしています。ペンという形がシグネチャーであり、シーペンは感情を表現することでこのブロックを取り除きます。3つ目はサトルボディに調和をもたらすこと。環境や他人から取り入れたネガティブなものから生じた不調和にバランスを取り戻し、より正しい周波数に整えます。また、病気や事故など大変な状況を体験したことによる不調和に調和をもたらします。そして、過去から解決されていない感情の問題でサトルボディに毒が回っているような状態に調和をもたらします。この毒素は過去生での体験から来ていることもあり、感情体で生じやすいのです。そして、感情の問題から不活発になっているチャクラのバランスを取り戻します。特にシーエッセンスが働くのは2つ目と3つ目で、エーテル体に作用します。特に深海に住む生き物のエッセンスは、過去生での虐待や儀式での恐怖を癒す働きがあると言われています。

シーエッセンスを様々な角度から見てきましたが、暑い夏は海を身近に感じる季節です。この時期に私たちの命のふるさとである海に、海の住む生き物にぜひ想いをはせてみてください!!そしてぜひ、シーエッセンスも試してみてくださいね♪

 
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