6月(June)は婚姻と女性の権利を護る女神Juno(ユノ・ジュノー)に捧げられた月です。彼女に捧げる月である6月に結婚する「June bride〜6月の花嫁」は、幸せになると言われていますネ♪ジュノーはギリシャ神話でヘラ(ヘーラー)と呼ばれる女神と同一神です。彼女は、全知全能にして神々の王であるゼウス(木星)の正妻。
全世界から自由に妻を選べる立場にあったゼウスから求婚されるほど、美しく威厳のある女神だったと言われていますが・・・さらに古い時代の伝承では、女神が男神を選んだというのですから、ゼウスが神々の王になれたのは、実はジュノー(ヘラ)のお陰なのかもしれません。だから?神々の王なのに、ヘラには頭の上がらないギリシャ神話一の恐妻家!(笑)
ジュノーの夫である木星はというと・・先月前半から逆行しています。(浮気でもバレたのかしら?)そして5月末に水星、海王星が次々と逆行をはじめ、思うようにコトが進まないような、もどかしい雰囲気の6月のスタート。こんな時期は過去を振り返り、今までの目標や計画をもう一度再確認し、再検討して『次なる、飛躍に向けてゆっくり休息してみること』をおすすめしたい、そんな星回りです。
月の前半は、風サインである双子座で水星が、水瓶座では海王星が逆行(木星・冥王星の4天体が逆行中です)を始め、上手く話が伝わらなかったり、連絡が入れ違いになったり、遅れ遅れでヤキモキ、予定変更を余儀なくされる、などなどもどかしさを感じそうです。
こんな時は、水星(や風のサイン)の司る知識や情報、思考やスピードに振り回されることなく、感覚や直感を優先させ、「流れ」に任せた方がスムーズにモノゴトが進みそうです。
水星逆行中は外側とコミュニケーションを取るよりは内側とコミュニケーションをとると良い時期です。情報を外に求めず、内側に求めてみて下さい。“瞑想”強化月間にするのもお薦め!
逆行中のテーマは「ゆっくり」ですから、予定を決めてしまわず流に委ねて行動してみましょう。美しいもの、美味しいもの、心地の良いもの、楽しいという感覚にゆだねてみるのも素敵です。
水星逆行中は、過去に交流のあった人に再会したり、なつかしい人から連絡がきたり、一度あきらめていたことを再開したり、なくしたものが戻ってきたり・・・といったレヴュー(戻ってくる)という出来事が多くなる時期でもあります〜!
今まで無理をしてきていたなら、思いっきって休みをとってみて下さい。火星は獅子座を運行中。ゆっくり休暇をとって、思いっきり遊びましょう♪アレコレ考えたり、計画を練るより、ゆとりある時間を楽しむことが得策です!!
月の半ば、冥王星が射手座に戻ってくるので、昨年の秋〜冬頃を振り返る、再検討してみる流が出てくるかもしれません。19日の満月も、昨年の冬頃まで冥王星が滞在していた射手座で起こりますから、過去にあった出来事の仕上げや、その頃の思いが再燃!という体験をするかもしれません。満月(19日)→水星順行(20日)→夏至(21日)とインパクトのある流れができるので、この頃に、切り替わり感を感じるかもしれません。一山越えて、さらなる発展や展開ということになりそうです。
現実面では思うように進んでいないように感じるかもしれませんが、今月は「より大きなものに自分を開いてゆく」「より大いなる(宇宙の)計画を受け入れる」そんな大きなテーマが隠れている月のような気がします。さすが、神々の王ゼウスでさえ頭の上がらなかったジュノーの月。神々の頂点に(陰で)君臨していたのは、実は美しきジュノー・・・なのかもしれません。
ジタバタ抵抗せず大きな流れに身を委ね、楽しんでみて下さい〜♪ |